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赤城忠治(作曲・演奏・ヴォーカル)vs古波津監督対談#1


間にまたロサンゼルスへ行き、AFM(アメリカンフィルムマーケット)に参加したりしていました。すっかり滞ってしまったこのおもしろい企画、ちゃんと続けますのでどうぞ皆さん見捨てないで下さい!

古: 今回、「マリオネット」の音楽を担当してもらった赤城さんです。 原田さん、やのさんとともにたくさんの曲を作ってくれました。演奏はもちろん、ヴォーカルも素晴らしかった。
今回の「マリオネット」、撮影を始める前から曲作りを始めても らっていたけど、その時はこういう完成図が描けていたのかな?

赤: 勿論ここまでゆくとは夢にも描けませんでした。僕は常に、音楽を手がける時は真っ白な状態からスタートしますが、そして大抵は最初に話を聞いた瞬間にメロディーイメージ音が頭の中を駆け巡ります。その印象は消えることないですが、それを
具体的に世界に表す製作の段階で苦心します。この頭のなかに鳴っている”音”はいったい何の音?なんだろうか。

古: まさに雲をつかむような作業ですよね。

赤: 最初に古波津監督からサイレント映画でアートフィルムを作るお話があり、それに先立ち”ワルツ”を踊るシーンの音楽とオープニングテーマ曲を作ってほしいとの事でしたね。

古: そう、撮影時に踊るための音楽が欲しかったのと、前もってイメージをお互いに固めておきたかった。

赤: ”ワルツ”のシーンで作った音楽はテルミン奏者のやの雪さんがテルミンに出会う前、彼女が実験的な試みで、一切の楽器を使わずに”ひとつのVOICE"だけでライブをしてた頃の楽曲を、新たにリメークして、やのさんに歌ってもらいました。 世の中にある優雅で華麗な”ワルツ”とは違いますが、監督はこの物語の流れにもっともふさわしいと気にいってくれました。
まず僕はそこにクサビを打ち、いざオープニングテーマを作り始めました。場所や時代、空気感がオープニングの音楽が終わる時まで支配するので僕は異国の、何処でもない国の、あやしくも美しい開いてはいけない絵本のような不思議な国を思い描き
ました。

古: 短い映画の中にたくさんの楽曲を作ってもらいましたね。赤城さんに は特に中盤以降、少女が登場してからの曲が多いんだけど、主人公二人の運命が翻弄され ていく様を たくさん表現してもらっています。今回の楽曲作りで一番気をつけたのはどんな ところ?

赤: 音楽を作る上で一番気をつけたかったのは、”マリオネット”という世界観や題材がただ小さいおもちゃの世界の音楽に収まりたくない。リアルでありたい!。 そして”魂のファンタジー”でありたい!と考えていました。
少女の中に生まれた止められない狂気や、人形たちの人間へのあこがれはすぐには形になりませんでしたが。よく監督は”このシーンでは少女が主役で映っているけど、音楽はもうひとつの目に見えない視点で付けて下さい。”とか段々とその意図したいことが、理解し始めると作曲も流れだしますね。 

古: 抽象的なリクエストですが、すごくきつい縛りでしたね。でも赤城さん、驚くほどきっちりとハマっていってとても素晴らしかったです。
次回も赤城さんワールドが続きますよ!

 映画「マリオネット」の詳細はhttp://www.no-work.com/marionette/


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